サンライフについて ABOUT

代表挨拶

私が医療の世界に足を踏み入れたのは、助産師として病棟デビューした日から始まりました。
その病棟では、出産を終えて1カ月が経過した母子へ病院から電話をかけ、「困っていることはありませんか？」と声をかける温かな仕組みがありました。小さな一言が、どれほど人を支えるのかを私はそこで学びました。
ところがその後、看護師として別の病棟に勤めた際、退院後の患者さんをフォローする仕組みがなく、特に高齢の方や一人暮らしの方をお見送りするたびに、「この方、おうちで本当に大丈夫だろうか……」という不安が胸の中で大きく膨らんでいきました。

そんなある日、ふと目に飛び込んできたのは、車に乗り込み出発していく一人の訪問看護師さんの姿。その後ろ姿が、まるで“答え”を示してくれているように感じました。

「私も、あの人のように、ご自宅に行って支える看護がしたい」
でも、訪問看護は未経験。できるかどうかなんて全くわからない。それでも悩んでいるだけでは何も変わらないと、自分に言い聞かせました。そして平成25年、「えいやっ！」という気持ちとともに、小さな勇気を握りしめて、訪問看護ステーションを立ち上げました。

あれから月日が流れましたが、「あの方、おうちで大丈夫かな？」という原点の想いは、今も変わらず私たちの活動の中心にあります。
これからも、ご利用者様が“自分らしく”暮らしていけるよう、心を込めて看護を届けていきます♪